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ニッポンを味わう

こんばんは。 marisol です。

先週末から仕事やらプライベートやらがバタバタしております。
お話の前後が逆になっちゃったりしますが、お許しください。

まずは、久々の狂言会へ行きました。先週の土曜日です。
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大好きな名古屋能楽堂。
名古屋駅からのバスが復活して嬉しい~。
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この日は、昨年人間国宝になられた野村万作さんを観る会。
実はこのチケット、完売で入手できなかったのですが、急遽用事ができていけなくなってしまったお友達の代役で行けることになったのです。
Hさん、ありがとうございます!
と~~~っても高価なチケットなのですよ・・・・。
でも、万作さんの名人芸を堪能できる数少ない会なので、marisol は毎年頑張って買っていました。


野村万作家総出演でした。
一曲目 「越後婿(えちごむこ)」 婿・野村萬斎  舅・石田幸雄 太郎冠者・高野和憲 ほか

能の、いわゆる喜劇のお芝居の部分を請け負うのが狂言だとすると、この曲はお芝居というよりもどちらかというと舞が主体。有名な「翁」という式楽的な狂言がありますが、こちらの曲は同じ舞を見せるのでもまたちょっと違い、アクロバットが入った獅子舞を見せてくれるとっても派手な一曲です。
萬斎さんの獅子舞・・・・それはそれは美しかったですよ!
鮮やかな跳躍、倒立もピタッ!と止まり、クルクルと見事な連続の側転で幕の中に消えていく・・・・。
42歳とは思えないカラダのキレは見事です!
ごっつあんでした!!

二曲目 「鐘の音(かねのね)」 太郎冠者・野村万作 主・野村萬斎

大好きな曲です。
太郎冠者というのは、いわゆる主(あるじ)の召使であったり執事(ひつじじゃないよ)だったり、あるいは使用人という役どころなのですが、曲によってまたは演者の演技の仕方によって太郎冠者の位があり、それをきちんと表現するのが結構面白い、ということを終演後のトークで万作さんがおっしゃっていました。
確かに、執事らしくまじめにサクサクと仕事をこなす太郎冠者もいれば、使用人の中でももっとも仕事できなさそうな文句ばっかり言って失敗ばっかりしている太郎冠者もいますものね。後者のほうが多いような気がするけど。
失敗ばっかりして、文句ばっかり言って、人のせいにしたり、嘘をついたり、盗んだり騙したりしても、最後に「ごめんなさ~い!許して~~~!!」と言ってチャンチャンっていうのが太郎冠者が主役の狂言のパターンで、太郎冠者はどれも愛嬌があって憎めない、決して悪者ではない、役者さんにとっては大変オトク感がある役ですね。
この「鐘の音」の太郎さんも、主人が「金の値を聞いてこい」と言ったのを、「鐘の音」のことと勘違いして・・・・
という単純なストーリー。
いくつものお寺へ行って鐘を鳴らし、それを覚えて帰って主人に再現して聴かせるのです。それぞれの鐘の音を口頭で表現し分けるのが見所。
芸達者を見るのももちろん楽しいのですが、主人が「金(黄金のことですね)の値段を聞いて来いと言ったのだ!」というと、「そうれならそう言えばいいじゃないか!」などとキレるところが可笑しい!!
演者さんの個性が爆発する場所です。
ふくれっ面の万作さん、あきれ果ててる主人の萬斎さん、場内大爆笑。

三曲目 「六地蔵(ろくじぞう)」 すっぱ(詐欺師みたいなもの)・野村万之介 田舎者・深田博治 ほか

この狂言も大好き。和泉流で観るのは初めてでした。
上京した田舎者をすっぱ(詐欺師とか、それほど悪くないチンピラみたいな感じ?)が騙して、最後にはそれがバレてごめんなさい~~~っていうパターンの物語。
これも、それぞれの役者さんの個性と演出の妙、お客さんのノリが舞台を更に楽しくします。
この、すっぱもの(というのかしら?)も大好きなパターンです。
万之介さんがとってもお元気そうで、声に艶があって軽妙洒脱で、素敵でした!!すっぱ仲間の竹山悠樹さん、高野和憲さん、月崎晴夫さんも細か~~~いお芝居をしていて可笑しい(^O^)

充実の三曲でした。楽しかった~。

終演後のトークでは、万作さんが喜寿になられたお気持ちや、今年の舞台の予定、今後の夢、のようなことをお話になりました。
印象的だったのは、「私の父は79歳でなくなったんです。亡くなったときは79歳まではだいぶ先のように感じていましたが、・・・・あと2年。(ここでちょっと悲しそうなお顔をなさって)もっと時間が欲しいです。」とおっしゃったことで。なにかご病気があるというようなことも聞いたことがあるので、そんな悲しそうなお顔をなさらないで!と真剣に思ってしまいました。そして「まあ、役者ですから、病気のこととかはお客様には関係ないので、心配して欲しくはないんです。お客様にはちゃんと舞台を見ていただきたいので、そういうことは話さないことに決めています」とキッパリ。
「病気」とか「辛い過去」とか、「仕事がない」ということまでもウリにしちゃってる芸能人がいるこのご時勢に、本物の「芸能人」はさすが違うな、と感動したひと時でした。

さてさて、名古屋能楽堂は名古屋城本丸のすぐそばにあり、玄関からは金の鯱を眺めることができます。
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ちょっと、木の枝のかげになってしまいましたが(>_<)

能楽堂には食堂もあります。
ちょっと高めです。
手打ち天ざる定食(炊き込みごはん、手打ち蕎麦、小鉢(この日は切り干し大根)、桜海老と玉葱、三つ葉のかき揚げ、沢庵)1300円ナリ
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これがまた、結構な量で・・・・お腹いっぱいになりました。
手打ち蕎麦は・・・・・冷たすぎて・・・香りがわからなかったです。残念。蕎麦つゆもキンキンに冷えており、この日は朝から雪が降っており(涙)、何故?いやがらせか?と思うほど冷たかったです。謎。
でも、カラダがちょっと冷めて良かったかも。
お腹いっぱいになると眠くなってしまうという赤ちゃん体質なので、おかげで能楽堂の中でも寒くて眠れませんでした(^^;)一曲目は割りと静かな始まり方だったので、眠ってしまうことなく見損なわずに済みました。ええ、ありがとうございました、とお礼を言わなくては、です。

この会の主催者で、某大学の教授でいらっしゃる林和利先生、終演後のトークショーでも司会をしてくださいましたし、プログラムも書いておられるのですが、私、この先生大好きです!
林先生は某県で別の会「坪内逍遥研究会」も主催しておられ、もちろんその筋の専門家なのですが、ときどきそちらの会にも顔を出すと、いつもいつもお客さんひとりひとりに丁寧に挨拶をして下さり、お話も面白いしわかりやすいし・・・。こういう先生の授業を受けられる学生さんは幸せだな~といつも思います。
来年も、同じ時期 (平成22年1月31日)にこの会があるので、頑張ってチケットを取ります!
寒かったけど、楽しい幸せ~な一日でした。

Hさん、どうもありがとうございました。
来年こそ、ぜひご一緒しましょうね!!

コメント

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ニッポン・・・

最近味わってないなぁ・・・しみじみ。

それにしても、お蕎麦とかやくご飯の組み合わせはよくわかりません。
温かい汁蕎麦だったらわかるけど・・・

お~!過去の写真がランダムに見られるようになってるじゃん、楽しいねコレ。


きっちさま

お久しぶりです。
私も本格的な狂言会は久しぶりでした。
やっぱり、ニッポンはええで~~(^^)
実はこの日、はりきって着物で行こうと前日に100%の準備をしていたのに当日は吹雪・・・・涙をのんで洋服にしました。でもやっぱり能楽堂には着物の装いが似合うんですよね。着物着用率も50%くらいでした。頑張ればよかった。クスン。お蕎麦と炊き込みご飯のカップル、私にも謎ですわ。
アルバム、いいでしょう~~(^^)v
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